スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

[ライトノベル感想] 電波的な彼女

 作者の片山憲太郎氏の「紅」がアニメになったことで、OVAにもなった「電波的な彼女」の感想を書いていきたいと思います。いやー、実はこの作品発売されたのが2004年なんですよね。何故こんな昔の作品を読もうと思ったかというと、前述したOVAを見る機会があったからなんですよ!!2004年に作られたとは思えないほど、現実的でえげつない内容、そして魅力的なキャラ達。一気にはまってしまいました。そして、OVAを見て原作を読みたくなった私は、古本屋を探してやっと見つけることが出来ました。゚(゚^∀^゚)゚。
 


というわけで感想を書き始めるにあたって、一応言っておきますネタバレ注意
柔沢ジュウ
「…少し…は……気が済んだ……か…?」

 OVAを見てキャラはつかんでいたんですが、やはり原作を読むと描写のボリュームも上がりますし、なにより内面の描写が多くなってとても新鮮でしたね。特に、雨をつきなはそうと、雨に上級生の不良をけしかけた所なんて、読んでて緊張しました(汗。OVAには無い描写でしたから、どうなるのかと…。結局思いとどまったジュウが雨を助けるのですが、その後の対応が最高でした。ジュウの人間性というか、道義的な精神というか、とにかく自分の罪と向き合い、それに償おうとする姿勢が良かった。OVAを見ているときも好きだったのですが、もっと好きになりました。
 また、OVAでは出なかった紅香の登場シーンもありました。うーん、凄いね。インパクトありすぎますわ。ジュウじゃ無かったら死んでるってば…。主人公の家庭環境は、感情移入する上で重要なファクターだと思うのですが、あまりに凄すぎてポカーンでした。うう、こんな環境で真っ直ぐ?育ったジュウは凄いぜ。

堕花雨
「我が身はあなたの領土。我が心はあなたの奴隷。我が王、柔沢ジュウ様。あなたに永遠の忠誠を誓います」
 
 OVAの時も思ったんですが、あやしすぎますよね^^;一応、原作の中でのOVAの中でも、連続殺人犯が雨ではないかといいうミスリードがなされていたんですが。あやしすぎて、ミスリードになっていない!!ジュウが雨に興味を持つきっかけとして作者が書いているような気がします(笑)人物像としては、最後まで読んでもまだまだ謎につつまれていますね。この後二冊の続編があるので、そちらとあわせてみるといい感じでした。今回の作品で考えてみると、ジュウへの忠誠心と頭の良さが強調されていましたね。いやー、こんな従者がいればジュウの前世の王様は助かったでしょうね(笑)そして、最後のジュウが入院したときの対応はOVAでは描写されていませんでしたね。寝ずにジュウを起きるのは何日も待とうとするのは、紅香をして「剛の者」を言わしめました。ジュウをどれだけ愛してる?かが分かります。
 後、雨と紅香の初対面も原作だけの描写でしたね。物語の中盤で起こったのですが、紅香があせっていましたからね。読んでて楽しくなりました。

紗月美夜
「こ、こんなの違う、こんなの違う、ジュウ君、違うんだよこれは、これは違うの、これは、信じて、わたしは、わたしはね、本当は……」

 感想としては、ただただ読んでて悲しかった。やっている事を見ると、同情は出来ないんですが、何か他に道は無かったのかと思ってしまいます(作中でもジュウが言っていますが)。しかし、最後まで読むと、彼女はどうしようもなかったと思ってしまうんですね。一巻が開始した時点で連続殺人は発生していて、紗月がジュウに近づいたのはジュウを殺すため(紗月談)。どうしようもないですね…。物語が発生した時点で彼女は、この結末以上の結果には辿りつけない位置にいたんと思うんですよ。ジュウは十分に頑張りました。上にも書きましたが、このセリフを彼女が言ったことがわずかばかりの救いですね(ジュウにとっても紗月にとっても)
 上のセリフから考えると、ジュウに近づいたのは殺すためではなく、本当は……って事なんでしょうね。本当にどうしようもない結末ですね…。
 

全体の感想
 原作買って良かったですね。OVAに無かった描写が増えたのも良かったですが。最後の教室のシーンなどは、原作のほうが100倍緊張感があって、100倍むなしい気持ちになれましたからね。紗月がジュウの足を折るシーン、ジュウの苦しむ顔を写真に撮ろうとするシーンなんて、鳥肌がやばかったです。そして、紗月の殺人の動機を語るシーンなんて読むのが辛かった、そしてジュウの返しのセリフなんて読んでると、違った未来があったかもしてないと考えてしまって、さらにつらくなる。
 本当にいい作品でした。読み終わった後は、しばらく何もする気になれなかったな。こんな作品にであえた事を感謝。
 
スポンサーサイト
[ 2012/09/21 00:37 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://furuikado.blog.fc2.com/tb.php/6-fbfe689a


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。