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[ライトノベル感想] 電波的な彼女 ~愚か者の選択~

 前回感想を書いた電波的な彼女の続編である「愚か者の選択」について感想を書いていきたいと思います。
 前回の感想にも書きましたが、電波的な彼女はOVAになっていて、私はその作品から原作の小説に入ったんですが、この2巻はOVA化されていないんですよね。だから、本当に新鮮な気持ちで読むことが出来ました。
 しかし、読んでると分かるんですが、これは映像化できないですよね(汗。本当に、えげつない話というか、前作以上のやるせなさがあると思います。特に犯人が分かってからがきついです。後、被害者の話しも……。これは、自分の中の感情を吐き出して、整理するしかない!!!という訳で感想を書いていきたいと思います。
 
・話の大筋 
 世間では少年少女の両目をえぐりとる事件が何件も発生しており、犯人は「えぐり魔」といわれワイドショーを騒がしていた。そんな中、ジュウが秋葉原を訪れていたときに、一人の迷子の少女と出会う。ジュウはその少女との出会いを楽しむのだが、その少女はジュウと別れた後「えぐり魔」に両目をえぐられてしまうのだった。ニュースでそのことを知ったジュウは、「えぐり魔」を捕まえるために、雨の友人である「斬島雪姫」と活動を始めるのだが…。

ここから、ネタバレ注意です。
後、長文なので、すいません。
・柔沢ジュウ
「……ウソ…だろ?ウソだよな、これ」
 今回の話は、ジュウが自分の力の無さを感じる話になっていると思います。あれだけ頑張っていたのに、えぐり魔の正体が「犠牲者の親族がお金のために子供の目を売っていた」なのだから救われませんよね。さらに、ジュウ以外の人間(紅香、雨、雪姫)は、真相に気づいていた様子…。これは、主人公にとって辛い話です。雨は真相に気づいていながら、話せばジュウを傷つけると思い話していなかったんですよね…。(後、被害者と加害者が共同で事件を起こしていたため、真相が分かっても無意味でした)
 いや、胸糞悪くなるような真相も辛いところなんですが。ジュウが雨に隠して犯人を捜していても何も無かったのに、雨に話したとたんに一気に解決に向かっていったものね…。これは、ジュウが雨や斬島に協力を求めることが出来るようになるという成長の話なんでしょう。確かに、人には得意不得意があり雪姫が言うとおり「真相に辿りつけるのは努力した人ではなく、かしこい人」ってことなんでしょうね。また、ジュウが動かなければ、雨も雪姫も行動にうつさなかったから、ジュウの存在は必要不可欠ですしね。次の巻では、ジュウは雨や雪姫に力を貸してくれるように頼むようになります。これは、一人で生きてきたジュウにとって大きな一歩ではないでしょうか。

・斬島雪姫
「そう焦るな。焦ったところで、人生の終着点は同じだ。あたしも君も、そこにしか行けない。ならばゆっくり行こうじゃないか」
 今回登場して、主要メンバーになる雨の友人の一人。いやー、彼女もジュウに惚れているようですね。後、三人とも処女であるという、重要な情報を提供する仕事をしました。
 いやー、しかし斬島とは裏十三家がどんどん出てくるね。紅みたくに、超常バトル物になっていくんでしょうか。いや、でも裏十三家関係の描写はほとんど無いので、雪姫の苗字がたまたま「斬島」である可能性も……ないですよね(笑)ちゃんと刃物で性格が変わる描写もされていますし、これからが気になるキャラです。
 彼女については、次の巻と合わせて考えるといいかもしれません。彼女の性格、好きなものと嫌いなものがはっきりしているという事に関しては、次の巻のほうがキッチリ描写されていますから。よし、次の巻の感想で彼女のことはまとめようっと。

・円堂円
 描写が少ないので省略。男嫌いの理由が知りたいところ。

・墜花雨
 スパーウーマン。今回はどらえもん的な存在。

・鏡味桜
「ずっとね、夜なの。朝が来ないの。早く治らないかなあ」
「ごめんね。治るまで描けないの。治ったら、絶対ジュウの絵を描くからね」
 彼女に関しては、最初のジュウとの会話と最後の会話だけが登場シーンなのですが、この作品の中で一番のインパクトを残していってます。上に印象的なセリフを書きましたが、彼女が自分の状態が分かっていないことと、まだ絵が描けると思っていることが辛いです。彼女の目が治らないことと合わせて考えると、やるせない気持ちになります。もう目が見えないと、分かったとき彼女がどうするのかと思うと本当に…。盲目でも絵ってかけるんでしょうか……。
 また、彼女の将来の事を考えると、さらに不安になりますよね。だって、彼女の両親は彼女の目を売ったんですよ…。彼女の家庭はこれからどうなっていくんでしょうか。母親に雨が「これからもずっとそうかもしてませんね」って言ったときの反応がね…。家庭崩壊しそうで怖いのですが…。

 この少女は前巻の紗月美夜と同じく、この先どうなるかが気になるキャラです。出来れば、電波的な彼女が続いて、原作で先が読みたかった。頭の中での勝手な妄想で、彼女は将来は盲目の天才絵師になったと思っておきます。

・草加聖司
 今回の胸糞悪い人。もう死んでれば良かったのに。いや、死んでしまえば苦しみが続かないから、今回の結末が良かったかな。彼の「えぐり魔」を楽しんでいたという発言や、最後の「ジュウの子供の目ををえぐる」発言からして自業自得ですね。

 本当に胸糞悪いのは、彼の意見に一定の理があるように考えてしまうところですよね。読んでて、「なるほど、ある意味事実かもしれない」と勘違いしてしまうんですよ。お金が無くて「家族全員が死ぬか、子供の目を売るか」ってな意見や、「これは、ビジネスだ」的な意見で、ちょっと彼の意見を考えてしまうんですよ。それは錯覚で、子供を施設に預けたり、自分の臓器を売ってからにしろよ的なことを後になったら考えるんですけど。彼が発言してるページでは、彼の意見がある意味合っているような錯覚を起こしてしまうんですよね……。そして、その錯覚を持ったまま最後の鏡味桜のページに行ってしまうと、そのように考えた自分に対して胸糞悪くなるんですよね……。被害者の真実を見せられて、彼の行動がどれだけ悪辣で、どれだけの被害を出しているかを描写することで、草加の意見になびいていた自分が最低な人間に思えてくるんですよ……。
 

・全体の感想
 今回は、メタ的要素で言えば「ジュウの成長」と「新しいメンバーの紹介」なんでしょうね。まー、読んでるときは、そんな事を考えてる余裕は無かったですが(汗。今回の感想については、草加の所を鏡味のところにさんざん書きまくったのでこのくらいにしときます。

ではまた、次の「幸福ゲーム」の感想でノシ
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[ 2012/09/23 23:13 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)

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